Coordinator データのバックアップと復元

この手順では、Coordinator データをすべてバックアップして復元することができます。これは、Coordinatorをホストするマシンがダメージを受けた場合でも、お客様のデータを保護するために設計されています。プライマリ Coordinatorのデータは、こまめにバックアップすることをおすすめします。

バックアップスクリプトの実行中は、Coordinatorが一時的に停止し、新しいビルドを開始することができません。通常、バックアップは数秒しかかかりません。

Coordinatorのバックアップ

次のコマンドを実行して、Coordinator(プライマリまたはセカンダリ)のデータをバックアップします:

/opt/incredibuild/management/ib_coordinator_backup.sh <path to output file>

作成される.tarファイルの保存先として、任意のパスを指定することができます。

コーディネーターの復元

前項でバックアップしたデータを、新たにインストールしたCoordinatorに復元することができます。復元されたCoordinatorは、復元されるCoordinatorと同量以上のライセンスコアがロードされている必要があります。復元された Coordinator は、バックアップファイルの作成に使用した Coordinator と同じ識別子(エージェントが Coordinator に接続する方法に応じて、DNS または IP)を持つ必要があります。

/opt/incredibuild/management/ib_coordinator_restore.sh <backup .tar file>