ログファイルの出力

ビルドで問題が発生した場合は、ビルドの出力が含まれるログファイルを生成・エクスポートして Incredibuild サポートに送信してください。このログをもとに問題の原因を調査します。

準備: オプションを追加してビルドを再現する

ログファイルを生成してエクスポートする前に、-d1スイッチで問題のあるビルドを再実行することをお勧めします。

このオプションを指定すると調査に必要な情報がログに追加されます (処理は遅くなります)。-d1 オプションはビルドコマンドの前に追加しますコマンドの例:

ib_console -d1 make -j 200

Build History画面では、-d1 と--ib-crash コマンドでビルドが実行されたかどうかを確認することができます。Build History画面で必要なビルドを探し、そのBuild Command列の内容にカーソルを合わせます。

ビルド全体のログファイルを生成・エクスポートする方法は次の通りです。ビルドを実行する際に使用したオプションに応じたデータがログファイルに追加されます。

> ビルド全体のログファイルをエクスポートする

-d1 コマンドを使用して、以下のようにビルドを実行します。

ib_console -d1 <Your_Build_Tool_Command> <Multiprocessing_Command> <Number_of_Processes_to_Run_in_Parallel >

注意:

- ログファイルにBuild Historyのデータのみを含める場合は、-d1 コマンドを使用せず、通常通りビルドを実行することができます。

- ビルドがクラッシュする場合は、-d1 コマンドの後に、--ib-crash コマンドを追加してください。

コマンドの例:

ib_console -d1 make -j 200
Build History に進み、［Action］ボタンをクリックします。次に、History > Export Logs に進みます。

ログファイルは、マシンにダウンロードされます。

ビルド全体だけでなく、プロセス単位でログファイルを生成・エクスポートすることもできます。特定のプロセスのログファイルをエクスポートするには、-d1 コマンドを使用して、そのビルドを実行する必要があります。-d1 コマンドを使用しない場合、個別のプロセスに対するログデータは生成されません。

> 特定プロセスのログファイルをエクスポートする

-d1 オプションを追加してビルドを実行します。

ib_console -d1 <Your_Build_Tool_Command> <Multiprocessing_Command> <Number_of_Processes_to_Run_in_Parallel >

ビルドが実行されます。
ビルド履歴画面で該当のビルドをダブルクリックします。
Graphical View タブで、エクスポートするプロセスをクリックします。
Export Log をクリックします。

このファイルを Incredibuild サポートに送信してください。

次のいずれかの方法で Incredibuild サポートにログファイルを送信できます。