ビルドログの収集

ログは、各ビルドに関与するすべてのエージェントにおいて分散されています。さらに、SUVMのような揮発性のマシンでは、マシンの使用を停止するとログは削除されます。トラブルシューティングやビルドの理解に役立てるために、ログを単一のリモートロケーションに収集できます。

  1. 各非クラウドヘルパーとイニシエータ エージェントについて、ターゲット リモート ロケーションをローカル パスにマウントします。関連する場合、リモートロケーションは、クラウドヘルパーを含むすべてのエージェントがアクセス、および書き込みが可能である必要があります。

  2. それぞれの非クラウドヘルパーおよびイニシエータエージェントについて、CLI を使用して、先ほど作成したマウント場所としてログの場所を定義します。これは、ユーザー インターフェイスのエージェント設定でも可能です。

    /opt/incredibuild/management/set_agent_params.py log-mount-directory <path to mount>

    このパラメーターを設定せず、以下のビルド フラグを使用すると、/mnt/Incredibuild ディレクトリがデフォルトのマウント場所として使用されます。

  3. クラウド ヘルパーを使用している場合

    1. [Cloud Settings] >[Advanced]タブにアクセスし、[Save Logs from Cloud Machines]を有効化します。

    2. ターゲットマシンのIPアドレスまたはホスト名と、リモートログを保存するパスを入力します。

  4. ビルドするたびに、--log-remote-path を使ってマウント先を指定し、ビルドごとにフォルダを定義します。このフォルダには固有の名前をつけ、このビルドを識別できるようにします。このフラグは、デフォルトのログの場所ではなく、リモートの場所を使用するトリガーとして機能します。

    提供された値が一意でない場合、弊社は、値を一意にするために、ディレクトリにタイムスタンプを付加します。

例:以下のコマンドを使用した場合:

/opt/incredibuild/management/set_agent_params.py log-mount-directory /mnt/incredibuild

ib_console --log-remote-path sprint22/Build123 make -j 100

ビルドのログは/mnt/Incredibuild/sprint22/Build123にあります。