アップグレードとダウングレード

アップグレードとダウングレードの処理は、Primary Coordinatorでのみ実行されます。プライマリCoordinatorのバージョンが変更されると、関連する全Agentとセカンダリ Coordinatorが数分以内に同じバージョンに自動的に変更されます。

注意: 3.17以降では、Incredibuildをイニシエーター専用マシンとしてインストールした場合、イニシエーター専用マシンをサポートしない以前のバージョンにダウングレードできません。

Incredibuildのアップグレードとダウングレード

同じコマンドでアップグレードもダウングレードを実行します。使用しているインストーラのバージョンが現在のバージョンより古いことをIncredibuild が検出した場合、ダウングレードを実行しますインストーラーが現在のバージョン以前のバージョンを使用している場合、アップグレードを実行します。

4.xから3.xにダウングレードする場合、この手順は正しくないことに注意してください。その場合は、以下の手順を参照してください。

  1. 実行中のビルドがないことを確認します。更新が始まると実行しているビルドは中止されます。

  2. 対象バージョンのインストールファイルをCoordinatorマシンにコピーします。

  3. インストール ファイルを実行します。ルートユーザー権限を持つユーザーがこの作業を実行する必要があります。

    使用許諾を事前に承認するために「 --accept-eula flag」を使用できます。また、「--disable-telemetry」 フラグをインストールまたはアップグレードコマンドに追加することで、このプロセス中のデータ収集をオプトアウトできます。詳細はtelemetry.htmを参照してください。

    sudo incredibuild-<version>.run --action upgrade --accept-eula true

  4. Coordinator Manager の[help menu] にアクセスし、バージョンが変更されたか確認します。

バージョン4.xから3.xへのダウングレード

  1. 実行中のビルドがないことを確認します。更新が始まると実行しているビルドは中止されます。

  2. 対象バージョンのインストールファイルをCoordinatorマシンにコピーします。

  3. 以下のコマンドを使用してIncredibuild Managerをアンインストールします。

    sudo /opt/incredibuild_management/ib_manager/uninstall

  4. 3.xのインストールファイルを実行してください。ルートユーザー権限を持つユーザーがこの作業を実行する必要があります。

    インストールやアップグレードのコマンドに-T フラグを追加することで、-P フラグを使用して死よ許諾を事前承認し、このプロセス中のデータ収集をオプトアウトできます。

    sudo ./incredibuild_<version>.ubin upgrade -P

  5. Coordinator Manager の[help menu] にアクセスし、バージョンが変更されたか確認します。