ネットワーク接続テスト

ネットワーク接続テストを行うことで、ネットワークの問題やボトルネックを特定することができます。Coordinator に接続されているすべての Agent にテストデータを送信して、Agent から同じデータが送り返されます。ランダムな結果を排除するためにこれを 4 回繰り返し、各 Agent のネットワーク パフォーマンスを記録します。

ネットワーク接続テストは次で実行します。

  • [Agent Settings] ダイアログの [Network] > [General]
  • Coordinator モニターのメニュー
  • [スタート] メニューの [Incredibuild] オプション

テストが完了すると以下のように結果が表示されます。

表示される結果内容は次の通りです。

項目 説明
アイコン 接続テストが成功すると緑色のアイコンが表示されます。
Agent Name Agent を実行しているマシンのネットワーク名。
Status Agent の現在の稼働状況とネットワーク アダプターの速度。
パフォーマンス Agent の総合的なネットワーク パフォーマンスの評価。利用されたネットワーク接続の潜在能力は % で表示されます。
Receive Performance Agent のデータ受信中の速度。
Send Performance Agent のデータ送信中の速度。
Round-Trip Time テスト全体の送受信にかかった平均時間。4 回行われたテストごとの結果も表示されます。
IP Address マシンの IP アドレスとポート。
Remote Connection Agent がテストに使用したネットワーク アダプターの詳細。
Local Connection

ローカルの Agent がテストに使用したネットワーク アダプターの詳細。

ネットワーク接続の改善

テストが完了後、Performance の欄で、Poor とマークされたエージェントがあるかどうかを確認します。見つかった場合は次を行います。

  • ネットワーク カードの交換が必要なほど古くないかを確認します。
  • 該当マシンのネットワーク構成を調べて「Good」や「Excellent」と評価されたマシンとどのような違いがあるかを確認します。
  • 該当の Agent を無効にしてビルドを行い、パフォーマンスが改善するかどうか確認します。無効にした Agent は分散ビルドを実行することはできますが、ほかのマシンが開始したビルドに参加することはできません。システムを再起動しても無効状態を維持するには、[Agent Settings] ダイアログを開き、[Agent] > [Preferences] で設定します。