GitLab ビルドの実行
ここでは GitLab のビルドを Incredibuildを使って高速に処理する方法をみていきます。
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Incredibuild と Gitlab がインストールされていることを確認します。
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(まだの場合は) Incredibuild Agent を Gitlab の実行マシンにインストールします。この Agent が Initiator としてビルドを開始し、同じ Coordinator に接続されているほかの Agent が Helper としてビルドに参加します。Coordinator モニターで Initiator と Helper が同じ Coordinator に接続されていることを確認することをお勧めします。
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GitLab プロジェクトのルート ディレクトリに「gitlab-build.bat」ファイルを次の内容で作成します。
コピーECHO Executing BuildConsole command to build %PROJECT_NAME%
BuildConsole.exe "%PROJECT_NAME%.sln" /Cfg="%CONFIGURATION%|%PLATFORM%" /rebuild /showtime /showagentこのバッチ ファイルはパイプラインの実行中にトリガーされ、パイプライン内でリスト化された構成変数を使って Visual Studio ソリューションをビルドさせます。
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GitLab 環境で「.gitlab-ci.yml」ファイルを編集します。これは「GitLab ci」の標準的な宣言ファイルです。[script] セクションに「gitlab-build.bat」ファイルを実行するように呼び出しを追加します (下の画像を参照)。
以上で、GitLab ビルドはすべて Helper Agent に分散されるようになります。
分散の確認
Helper Agent がビルドに参加しているかどうかはコマンド プロンプトで確認できます。下の画像のように、タスクを実行しているマシンが括弧内に表示されます。
ほかにも GitLab を実行するマシンの (Iniciator) Agent のビルドモニターを開いて、実行されたタスクの詳細をビジュアル表示で確認することもできます。