Coordinator モニター
ここでは Coordinator モニターで確認できる Incredibuild 環境の現在のステータス (Agent の状態、設定、環境、リソースなど) についてみていきます。
上記のオプションのいずれかがすぐに表示されない場合は、ウィンドウの上部にある[View] メニューからアクセスできます。このメニューでは、エージェント情報テーブルの一部として表示する列を指定することができます。
Coordinator モニターの項目
表示できる項目は次の通りです。
[Agent Status] の項目
View:Agentを実行しているコンピュータのネットワーク名。最初の 12 文字が表示されます。
Status:Agentが実行中のプロセス
Up Time:Agentが最後に起動してからの総時間。
Packages:各Agentで使用されているソリューションパッケージとコアパッケージの情報が表示されます。
Work Power: ネットワーク上のAgentが利用できるCPUパワーの合計が表示されます。
Last connected:Agentが最後にコーディネーターに接続された日時を表示します。
Build Title:現在のビルドの名前。
[Agent Settings] の項目
File Cache: Agent ホストで割り当てられたキャッシュのサイズ。このキャッシュは Agent と同期したファイルを一時保存するのに使用します。
Logging Level:Agentが現在有効にしているロギングレベル(デフォルトは最小)。
Description:Agentの説明文。
Remote Task Priority:このAgentが分散して実行するプロセス(このAgentがヘルパーとして実行するプロセス)に与えるプロセスの優先度。
Environment
OS Version:エージェントマシンのオペレーティングシステムのバージョン。
Virtual Memory:エージェントマシンの総仮想メモリと使用可能な仮想メモリ。
Visual Studio バージョン:エージェントマシンにインストールされているVSのバージョン
.NET Framework Version: エージェントマシン上のバージョン。
Multi-boot:同じコンピュータで別のディスクパーティションにインストールされているOSから、「実行されている」と認識される他のAgentを表示します。
Code Page: エージェントマシン上のアクティブなコードページ。
Logged On Users:エージェントマシンに現在ログオンしているすべてのユーザー
[Hardware] の項目
Physical Memory:エージェントマシン上の総物理メモリと利用可能な物理メモリ(デフォルトでは表示されません)
Disk Space:エージェントマシンの総ディスク容量と使用可能なディスク容量(デフォルトでは表示されません)
CPU Speedド: コンピューターのCPUスピードと、現在のCPUの稼働率(後者はマシンが他のタスクが¥増えるにつれて低下します)。
Avail CPU: 現在のCPU使用率で、最大CPUパワーに対するパーセンテージで表示されます(デフォルトでは表示されません)
CPU Information: Incredibuildによって検出されたコンピュータのCPUハードウェアの説明。
Performance Rating: CPUパワー(Agentサービスのスタートアップ時にIncredibuildが実行するベンチマークを使用して評価します)、RAMパフォーマンス、およびプロセッサの数に基づく、マシンの予想パフォーマンスを評価する内部計算。Coordinator はこの数字を考慮して、性能の高い Helper Agent からビルドに割り当てを試みます。
Power Status:Incredibuild が AC 電源で動作しているかどうか、および、バッテリーの充電状態を表示します。
[Network] セクション
IP Address: そのマシン上でAgentが使用しているTCP/IPアドレスとポート(デフォルトでは表示されません)
Network Connection:接続のネットワークアダプタ名、説明、選択したAgentの現在アクティブな接続のスピード速度(Mbps単位、デフォルトでは表示されません)。
Routing IP Address:Coordinator が Agent に接続するために使用する IP Address (デフォルトでは表示されません)
MAC Address:コンピュータのネットワークアダプターの一意の識別子
[Administrative Settings] の項目
Build Priority:このAgentが開始するビルドに割り当てられる優先順位。優先度の高いほどたくさんの Helper Agent が割り当てられます。
Allow Disable:Agentが「無効」モードに入ることが可能かどうか (デフォルトでは表示されません)
Build Group:このAgentが所属するビルドグループ。
Assignment Priority:実行中のビルドにどのRemote Agentを割り当てるかを検討する際に、コーディネータがこのAgentに与える優先順位。優先度が高い Agent ほど頻繁にビルドに割り当てられます。
Remote Admin:このAgentが Coordinator サービスをリモートで管理する権限があるかどうかを表示します。