ライセンスの概要

ライセンスモデルは、ビルドの高速化に使用するCPUコア数に基づいています。ご購入いただいたすべてのライセンスにはライセンスキーが含まれています。ライセンスは Coordinator から Incredibuild 環境に接続されたマシンに自動的に割り当てられます。このとき割り当てられる (またはサブスクライブされる) ライセンスは エージェントマシンのコア数に応じて決まります。

注意: Incredibuild は、ライセンスを割り当てる際、各論理的なハイパースレッディングコアを 1 つのCPU コアと見なします。

ライセンスの種類

Incredibuild Linux には 2 種類のライセンスがあります。どちらのライセンスも ヘルパーエージェント と イニシエータエージェント の登録・実行に使えます。つまり、どちらのライセンス・タイプでも、他のマシンから開始されたビルドを加速したり、加速のために他のマシンに配布されるビルドを開始したりすることができます。ライセンスは次のような違いがあります。

  • 標準ライセンス - 特定のマシンのコアを繰り返し使用するためのものです。Incredibuild 環境でコアを繰り返し使用して、何度もビルドを実行することを想定しています。標準ライセンスは特定のマシンに継続的に割り当て・登録されます。手動でサブスクライブを解除すると、割り当てが解除されてライセンス プールに戻ります。

  • SUVM License - 特定の仮想マシン(VM)のコアを1回だけ使用するためのもの。このライセンスは、1つのビルドを実行するためだけに起動し、実行が完了すると終了するVM用に設計されています。SUVM ライセンスは VM 起動時に割り当てられ、実行が終わり VM が停止 / 終了すると自動的に割り当て解除されます。解除後は自動的にライセンス プールに戻り、次回の VM 起動時に再度割り当てられます。

どちらのライセンスも Incredibuild が発行するライセンス ファイルに含まれ、Coordinator によって Incredibuild 環境に参加しているマシンに自動的に割り当てられます。割り当てられるライセンスは、Agent のインストール時に使用したコマンドのパラメーターに応じて決まります。

Automatically subscribe new Agents

新しいヘルパーエージェントがインストールされた際、自動的にライセンスが割り当てられるかどうかを決定できます(「サブスクライブ」)。この設定は、[Coordinator Manager]>[Settings]>[General]タブの[auto-subscribe new agents] チェックボックスでコントロールします。

設定を変更しても、すでにインストールされているAgentには影響しません。

ライセンスの詳細を表示する

[Coordinator Manager] >[License] ページで、ライセンスの詳細をすべて表示できます。

コマンドラインで登録のステータスを表示する

コマンドラインで作業している場合、「--check-license」 フラグを使用することで、Agent が登録されているかどうかを確認できます。詳しくは、「Linuxビルドの実行」をご覧ください。