XML インターフェイス
XML インターフェイスを使用するためには、XML プロファイルが必要です。このファイルの詳細については、プロファイルXMLファイルの作成 を参照してください。IBConsole.exe アプリを使用して、分散するタスクが記述された XML ファイルを入力として分散ビルドを開始できます。IBConsole.exe で使用できるコマンドライン オプションはこちらをご覧ください。
XML インターフェイスは、Incredibuild で実行するコマンドライン タスク群、入力ファイル、出力ファイル、依存関係を記述した XML ファイルを使用する汎用の分散インターフェイスです。XML に複雑なプロセスを定義できるため、ソフトウェアのマスター プロセスを高速化することもできます。XML はプロセスの実行を管理するスクリプトとして、Incredibuild にプロセスの実行方法を指示します。
IBConsole exe はタスクの分散方法が記述された XML ファイルに基づいてプロセス、について処理します。リモートにされたタスクは、開始マシンの環境とファイル システムが完全にエミュレートされた環境で実行されるため、リモートマシンにファイルをコピーしたり、アプリケーションをインストールする必要はありません。
Incredibuild の各プロジェクトの XML 構文には、プロジェクトのタスクとそれらの依存関係を記述します。
ほかのインターフェイスと同様にスクリプトの実行は IBConsole コマンドで管理しますコマンドの例:
IBConsole.exe myjob.xml
XML インターフェイスには、Incredibuild でジョブの実行を管理しながら、実行フロー (タスクや依存関係) を完全に制御できるという利点があります。
XML インターフェイスの利点は次の通りです。
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完全な汎用性と自律性。
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複雑なタスクやファイルの依存関係をサポート。
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フル リビルド、インクリメンタル ビルド、クリーン オペレーションをサポート。
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ファイル検索やレスポンスファイルの読み込みに対応。
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環境変数の読み取り / 書き込みをサポート。
このインターフェイスに最適な状況:
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現在の実行スクリプト / ビルド ツールを Incredibuild の XML ベースのビルド システムに変えてプロセスを分散させたい場合。
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カスタム アプリから逐次実行されるプロセスを分散したいと考えており、分散させるコマンド群を XML 形式で記述できる場合。
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ワイルドカードで指定したファイル群に対して同一のコマンドラインを分散して実行させたい場合 (例:「MyFolder\*.cpp」に一致するすべてのファイルに対して「analyze.exe /out:./TargetDir」を実行する)。